23Jul

西国第三十一番札所の姨錡耶山 長命寺 (いきやさん ちょうめいじ) は
十二代景行(けいこう)天皇の御代にさかのぼる古い歴史のお寺です。
長寿の大臣武内宿彌(たけのうちすくね)が、この山に登り
「寿命長遠諸願成就」の文字を柳の巨木に記し祈願しました。
その霊験あって三百歳以上も長寿を保ち、六代の天皇に仕えられたとされています。
その後聖徳太子が諸国歴訪に、この山を訪れたとき
白髪の老翁が現われ、「此の霊木で千手十一面聖観音三尊一体の聖像を刻み、
伽藍を建立すれば武内大臣も大いに喜び、諸国万人等しく崇拝する寺となるであろう」
と告げられた。
聖徳太子は尊像を刻まれ伽藍を建立されました。
宿禰の長寿にあやかり、当寺を長命寺と名付けたと伝えられています。
参道の石段は本堂まで808段あるのですが
車で行くと、中腹まで上がることができるので
100段ほど登ると本堂にたどり着きます。
本当は808段の石段を登るのが本当の参拝なのでしょうが
今回は、車で行き、100段ほどの石段を登りました。
シンプルな山門です。
本堂です。
秘仏の千手観音、十一面観音、聖観音の三尊が安置されています。
三重塔は平成26年に屋根に修復をされたそうです。
本堂から西側に「三仏堂」「護法権現社拝殿」
そして、奥の高いところに「鐘楼」があります。
鐘楼の中に入って見上げた鐘。
鐘楼から本堂を見下ろしたところです。
びんずるさん。
姨錡耶山 長命寺の案内
〒523-0808
滋賀県近江八幡市長命寺町157
拝観料:境内無料
駐車場:無料(約50台)
電車:JR琵琶湖線「近江八幡」駅下車
近江バス「長命寺」下車、徒歩20分
車:名神「竜王IC」より約30分