11May

西国三十三カ所 十番札所の三室戸寺は、宝亀元年(約1200年前)
光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、岩淵より出現された
千手観音菩薩を御本尊として創建されました。
朱色の山門が鮮やかです。
山門を入ると右手には季節の花々が植えられています。
山の斜面に植えられたツツジが満開で美しいです。
手前は紫陽花ですが、今はまだ蕾です。
6月には満開で素晴らしい眺めになるでしょう。
夜にはライトアップもするようです。
庭園と石庭
石段を登り本堂へ向かいます。
「ようおまいり」の文字が迎えてくれています。
ほっこりしますね。
石段を登りきり、こちらで手と口を清めます。
右手を見ると、こんな狛蛇さんが!
宇賀神です。
尻尾を撫でると金運がつくそうです。
たくさんの人に撫でられ、尻尾の先が少し黒ずんでいました。
本堂は、文化二年(約180年前)に建立された重層入母屋造りです。
こちらのお線香は太く長いもので、祈願の文字が書いてあります。
本堂の左には「なでぼとけ」の賓頭盧(びんずる)さん
本堂の前には、たくさんの蓮の花を植えた鉢が並んでいます。
夏には花が開き、一面は蓮池のようになるそうです。
本堂前には狛兎が大きな玉を抱えて座っています。
この玉の中に卵型の石が入っていて、手を入れてその石を
立てることができたら願いが通じると云われています。
やってみましたが、残念ながら立たず・・・
そして反対側には大きな口をあけた牛の像「宝勝牛」
口の中に石の玉があり、これを撫でると勝運がつくといわれています。
宝勝牛の横には横綱 貴乃花と若乃花の手形がありました。
若乃花関は平成10年の春場所直前に絵馬を奉納し、見事優勝したそうです。
手形に自分の手を置いてみました。
お二人の手は、思ったより大きくなかったです。
本堂から東側には阿弥陀堂と鐘楼があります。
その奥には三重塔が見えます。
山門と同じく朱色の三重塔です。
緑に映えて美しいです。
紫陽花と蓮の季節に、また参拝したいです。
明星山 三室戸寺の案内
〒611-0013
京都府宇治市菟道滋賀谷21
拝観料:500円
駐車場:500円
京阪 三室戸駅下車、東へ徒歩15分