7Jul

西国第九番札所 興福寺は、天智天皇8年(669)に
藤原鎌足が造立した釈迦三尊像を安置する為に、夫人の鏡女王が
京都山科の私邸に建てた「山階寺(やましなでら)」が始まりです。
710年に藤原不比等が平城京遷都にともない、寺を移転し
「興福寺」と改名されました。
境内の南西に建つ第九番札所の南円堂です。
日本最大の八角円堂の南円堂は美しい朱色です。
頂には宝珠がそびえています。
南円堂の横には「一言観音様」があります。
一言だけの願いを受け入れてくれるそうです。
お百度石もあります。
こちらの「びんずるさん」は囲いの中にいらっしゃいました。
横の四角い穴から手を入れて、さするようになっています。
お顔が良く見えなかったのが残念です。
北円堂が特別開扉していましたので拝観しました。
運慶作の木造弥勒如来坐像(国宝),木造無著・世親菩薩立像(国宝)などが
拝観できます。(300円)
東金堂です。
被災、再建を繰り返し、今の建物は応永22年(1415)に再建されたそうです。
堂内には本尊薬師如来(やくしにょらい)像、日光(にっこう)・月光菩薩(がっこうぼさつ)像、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)像と維摩居士(ゆいまこじ)像、四天王(してんのう)像、十二神将(じゅうにしんしょう)像が安置されています。
応永33年(1426)頃に再建された五重塔。
再建中の中金堂。
平成30年に完成のようです。
また訪問したいと思います。
境内には、たくさんの鹿がいます。
近鉄奈良駅から興福寺に向かって歩くと、「鹿せんべい」が売られています。
売店の前には、鹿が待ち構えていました。
鹿せんべいをもらえるので、寄ってきます。
興福寺 南円堂の案内
〒630-8213
奈良市登大路町48
拝観料:東金堂 300円
興福寺国宝館 600円
駐車場:有(有料,バス8台・普通自動車67台)
電車:近鉄奈良駅下車徒歩5分