西国三十三カ所・観音霊場の巡礼旅日記

三方を山で囲まれた豊山 長谷寺 （ぶさん はせでら）は全国に末寺を
３０００以上持つ真言宗豊山派の総本山です。

朱鳥元年（６８６年）、道明上人が飛鳥浄御原の天皇のために成年に造立し、
その後、神亀４（７２７年）に徳道上人が十一面観音を安置し、
観音信仰の寺になったと伝えられています。

長谷寺には四季を通じて美しい花が咲き、「花の寺」としても多くの人々の
信仰を集めています。

石段を上ると大きな仁王門があります。

仁王門の手前にある普門院不動堂。

現在の門は１８８５年（明治１８年)に再建されたそうです。

仁王門から本堂までの間は長い登廊（のぼりろう）を渡って行きます。
とても情緒あふれる登廊です。
３９９段の登廊は上中下の三廊に分かれています。

登廊を上りきると、本堂です。

奥に見えるのは愛染堂です。

納経所は本堂の向かい側にあります。

本堂には巨大な十一面観世音菩薩さまが祀られていました。
撮影禁止のため写真はありません。

豊山 長谷寺のびんずるさん。

本堂横にある大黒堂。
打出の小槌と福袋の石像があり、さするとご利益があるとか！

山間にそびえる五重塔が美しいです。

本堂の西側には弘法大師御影堂が建てられています。

鐘楼は登廊の最後の上部にあったので、帰りまで気づきませんでした。

本堂前の外舞台は工事中で、境内を一望できる景色は見ることができませんでした。

豊山 長谷寺は１０月上旬から「もみじ祭り」が開催されます。
美しく色づいた紅葉の季節にも参拝してみたいです。

すぐ近くに番外の法起院があります。

〒633-0112
奈良県桜井市初瀬731-1

入山料：500円

駐車場：有（500円）

電車：近鉄 大阪線 長谷寺駅下車15～20分

車：名阪国道を針インターから長谷寺の看板に沿って直進。
　　県道38号線を道なり