2Jun

西国第五番札所の葛井寺(ふじいでら)は古代氏族葛井氏の氏寺として、
7世紀後半の白鳳時代に建立されました。
本尊の十一面千手千眼観世音菩薩像は存在する千手観音のなかで
日本最古の仏像といわれています。
秘仏の観音様は、毎月18日に御本尊の開扉が行われます。
西門を入って手水舎。
ずいぶん古いようで龍の爪が一部劣化して欠けていました。
本堂右手の鐘楼堂
葛井寺のお線香は寝かせます。
太いお線香にお願いごとが書いてありますので
願いたい文字のお線香を買います。(100円)
毎月18日しか開扉が行なわれないので
残念ですが、観音様を見ることはできませんでした。
可愛いお守りがたくさん売っています。
びんずるさん。
悪いところを撫でると、良くなるそうですよ。
境内におられた専心龍乗観世音菩薩さま。
お美しいです。
楠正成が戦勝祈願を した時に旗を掛けたとされる「旗掛けの松」
葛井寺の境内の大きな藤棚の下には、西国三十三カ所を一度に巡礼できる
お砂踏みがあります。
お砂踏みとは、四国八十八ヶ所霊場各札所の砂をそれぞれ集め、
その砂を札所と考えて「お砂」を踏みながらお参りすることです。
そのご利益は、実際に遍路をしたことと同じであるといわれています。
こちらは南大門です。
紫雲山 葛井寺は近鉄藤井寺駅からも約5分と近く
商店街や住宅街がすぐ近くにあります。
18日の開扉には多くのかたが来られるそうですが
普段は近くのかたが気軽にお参りできるお寺という印象でした。
帰りにぶらっとしていると
葛井寺のすぐ近くに「辛国神社」がありました。
せっかくなので、お参りしました。
「大阪みどりの百選」に選ばれた神社です。
木々の緑がとても綺麗で、すぐ横は住宅街なのに
ここだけ空気が違う感じです。
まるで、おかっぱ頭のような狛犬さん。可愛いです。
紫雲山 葛井寺へ行かれたら、是非、辛国神社にもお立ち寄りください。
紫雲山 葛井寺の案内
〒583-0024
大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
拝観料:無料(毎月十八日のご本尊開扉日のみ300円)
駐車場:少し離れたところにあります。1時間500円
近鉄南大阪線 藤井寺駅下車徒歩約5分