9Jun

西国三十三カ所 槇尾山 施福寺(まきのおさん せふくじ)は
標高530メートルの位置にあり、西国三十三カ所の中でも屈指の難所です。
弘法大師空海が施福寺の高僧「勤操」を慕って訪れ、剃髪得度したお寺だそうです。
ここから登っていきます。
緩やかな上り坂ですが、、結構足に来ます。
しばらく上ると「仁王門」が見えてきます。
観音様がお迎えしてくださり、心なごみます。
仁王門に着いたので、本堂はもうすぐかと思いましたが・・・
ここからが難所でした。
まだ余裕があるので、道中に咲いている可愛らしいお花を撮ったりして
楽しんでおりました。
しかし・・・
まだまだ先は長いようです。
だんだん険しい道になってきました。
参道途中に愛染明王堂があります。
弘法大師空海が剃髪を行った場所と伝わっています。
中には愛染明王、勤操僧正、弘法大師の像が安置されています。
そして、ここが剃髪した毛髪を祀ってある「弘法大師御髪堂」
やっと本堂に着きました。
施福寺の「びんずるさん」です。
いろいろなお寺を回っていると、それぞれ違った趣の「びんずるさん」がありますね。
本尊は、以前は年に一度しか開扉されていなかったのですが
平成26年からは常時公開されています。
ここまで登って来たかいがありました。
写真は撮ることはできませんでしたが
弥勒菩薩、十一面千手千眼観世音菩薩、文殊菩薩を見ることができました。
疲れも吹き飛んで、境内を散策。
こちらは六角堂。
標高530メートルから見る美しい景色。
西国三十三カ所の難所と云われる槇尾山 施福寺は、本当にハードな道のりでした。
本堂にたどり着くまで30分ほどかかりました。
歩きやすい靴と飲み物を持ってご参拝ください。
(登ってしまうと売店などはありません)
帰りに、こんな案内板がありました。
脚に自信のあるかたは、いかがですか。
ダイヤモントレールは屯鶴峯(どんずるぼう)から槙尾山(まきおさん)までを
結ぶ総延長45kmの自然歩道です。
屯鶴峯から来られた若い男性が「4時間かかった」とおっしゃってました。
私たちは来た道を戻り、参道前にある満願滝弁財天にお参りしました。
満願滝です。大きな滝ではありませんが、しっかり水は流れています。
満願寺稲荷大明神。
槇尾山 施福寺の案内
〒594-1131
大阪府和泉市槙尾山町136
拝観料:本堂内陣500円(境内は無料)
駐車場:無料
電車:南海難波駅内 泉北高速、和泉中央駅下車
バス:槙尾山口行きの南海バスで槙尾中学校前で下車
シャトルバスに乗換え終点で下車、徒歩約30分